aptemis ZAKKURI movie

ざっくりと映画の感想や記録

リトル・ダンサー

[ざっくりSTORY]
1984年のイギリス北部の炭鉱町を舞台に一人の少年が、当時女性のためのものとされていたバレエに夢中になり性差を超えてプロのバレエ・ダンサーを目指す過程を描いた作品。 (Wikipediaより)
 
けっこう前の映画で、ガッツリではなく何かしながら観てたので記憶が微妙だったためレンタルで借りました。というのも、この映画のミュージカルがライブビューイングで只今映画館で上映中なのです!
主人公のビリー君はほぼしかめ面で出てきますが、時折見せる笑顔に胸キュンです(≧∇≦)そしてダンスというかステップが凄い!タップやバレエなどで気持ちの爆発や内面を表現しているのが面白く、彼に惚れ惚れしてしまいます( ´▽`)
炭鉱夫のお父さんも無骨な頑固者と思いきや、息子の夢のためにスト破りや妻の形見を質屋に入れるシーン…涙ちょちょぎれます。・゜・(ノД`)・゜・。最後は可愛いくて愛おしくなっちゃいました!!w息子の合格結果が気になってソワソワしてる姿がたまらないです( ̄▽ ̄)
炭鉱夫やストライキは日本人には少し縁遠いですが、夢を追いかけることや家族の絆は感情移入してしまいます。社会背景などうまく取り入れたり、カメラカットやシーンのカットインなどもスマートでスムーズに入り込めました。
思春期らしい会話はクスリとさせてくれます。
 
これは安くなってたら買いですね!とりあえず二回観て、二回ボロ泣きしましたw
 

寄生獣

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[ざっくりSTORY]
ある日、普通の高校生男子に謎の生物が右手に寄生。右手なのでミギーと名乗り、普段は右手として寄生しているが場合により変形し、鋼のように硬くなったり、ゴムのように柔らかくもなる。時を同じく頭を寄生された人々が、人間を食べ社会に紛れ込んでいく。
 
私が小学校ぐらいに流行った漫画が原作で、猟奇的な描写が好きでしたw頭から食べられたり、寄生された人の顔の形が気持ち悪くて釘付け!
兄がいたので読む機会がありましたが、普通の女の子は読んでなかったと思います(^_^;)なのでかなり思い入れと個人的主観が激しいです!
 
実写映画に合わせて深夜にもアニメを放送していますが、絵のタッチのせいなのか何とも淡白で漫画ファンとしては物足りなさすぎる!
さて、実写はどうやねん?と楽しみにして観ました。
 
観たいシーンが実写でうまく表現されてて満足な所もありつつ、やっぱりなんか淡白なんですけど!主人公の設定が若干変わってて気にしなくてもいいのかと思ったけど、人間と寄生生物との間にいる葛藤みたいなんは母子家庭にせんでもよかったのかなと。
でも、屋上の敵を狙う道具を弓にしてたのはカッコ良かった!
自分たちと違う価値観のモノをど受けいれるか、共存していくかというテーマは、とてもリアルタイムな問題で今世界で起きていることと考える観点が一緒なのかと思います。だから今映画にしたのか??
だいぶ前の作品で特別盛り上がってもいなかったのに、なぜ今なのかと思ったけど「今」だから映画にする意味があったのかもしれないですね。
 
あと、メインの役所で初めて観た染谷将太君は、私は整理的に無理だなと思いましたw 一個前に観た「神様の言うとおり」で始めの方で出てくるけど、同じやんて感じ。ゴロっと違う役も見てみたいですね。
ミギーの声が阿部サダヲさんでしたが、「ヌイグルマーZ」でもテディベアの声やってたし人気ですねw阿部さん好きやけど、想像していたミギーではなかったかな(^_^;)ミギーってすごい紳士で冷静なのに可愛く見えるのがキャラ的にいいと思うんやけど、それを阿部さんの声で表現しちゃってるよね。単純明解だけど、ピシッと締まった声で形や所作などが憎めないのがイメージだったので拍子抜けしたかな。
 
2部作なのでまた観に行かねば!でも、そういう感じなのです。
「観てしまったから観に行かねば」
続きが楽しみにはならなかったな(^_^;)
漫画知ってたから楽しめましたが、端っこのカップルシートの女の子の方は冒頭から怖がってうるさかったので、グロいのが苦手な人は観ない方がいいですね。あれは男は知っててわざと見せたな…勘弁してほしい。

ジャージーボーイズ

 
[ざっくりSTORY]
田舎町の若者4人がシンガーグループとして成功していくサクセスストーリー。実際にロックの殿堂入りしたザ・フォー・シーズンズのお話。ジャージー州出身の若者たちなので、このタイトルみたいです。
 
ちょっと前ですが、劇場へ一人で観に行きました。
ミュージカルを勉強している時代があり、師匠と仲間たちと共にニューヨークへ行ったことがあるのですが、ちょうど初演でブロードウェイで上演しておりました。その時は観劇リストには入ってなかったので、観なかったのですがちょっと後悔したのを覚えてます。蓋を開けてみたらトニー賞のミュージカル作品賞受賞してるし( ̄◇ ̄;)しかも、ほとんどオリジナルキャストそのままで映画にも出演されているという豪華さ!主人公の役者さんはトニー賞以外も受賞してはりました。舞台を観た方によると、映画なのではしょってる部分もあるけどかなり舞台演出を再現していて、映画だから別物ではないのが嬉しかったとか。
 
ラストに名曲「君の瞳に恋して」は私達夫婦にとっても思い出の一曲でもあるので、誕生秘話は感動してしまって涙。・゜・(ノД`)・゜・。とはいえ、フォー・シーズンズの曲と知りませんでした(^_^;)いっぱいカバーされてるので、女性の曲と思ってた…。他の曲も聴いたことあるけど彼らのとは知らなかったし!ちゃんとアルバム買おう\(^o^)/
この映画観たから時代や名曲のことが分かって、より楽しみながら聴けるはずですし🎵
 

グランド・ブタペスト・ホテル

ポスターやトレーラーをざっと観て劇場へ足を伸ばしたのですが、アメリみたいな可愛いらしいストーリーかと思いきや、かなりサスペンスでブラックシュールだったからびっくりしましたw
ミニシアター系って最近気になるようになったけど、意外と個性派実力俳優さんたちが出てるのですね。
ウォレム・デフォーとか出てるの知らなかったわよw
とても好きな俳優さん☆
いるだけでとんでもない存在感出してて、役者の勉強してたときにすごい不思議でよく観てました。
 
主人公の役者さん知らないなぁーでもなんか見たことあるなぁーと思ってたらハリーポッターに出てくる宿敵ヴォルデモート役の人やないかい?!とても話し方に品があって流れるように耳に入ってくる特徴的な印象があります。
 
でも、この映画の見所は映像美なのかなぁ。カラフルな配色だけどシュールな演出で華やかになりすぎず、観やすいバランスになってる。ブラックジョークも入ってるのがいいですwカメラワークもシンプルだけど構図が面白いです。
シンプルだからこそ、個性的な役者さんたちが映えるのかな。
 
とりあえず、これもBlu-rayは買いです!
何回も観たい映画ですね!

 

 

チョコレートドーナツ

アラン・カミングが出てるからと友人に勧められて劇場で観ました!彼はミュージカル界ではトップ俳優で、ミュージカル映画にも多数出演しています。そして自分はゲイだと公言していて、この作品の主人公とキャラクターがピッタリです。

 

[ざっくりSTORY]

1970年代、アメリカでゲイカップルが育児放棄されたダウン症の男の子を育てようとするが、差別や偏見でうまく親権を取得できない。諦めずに親になろうとするが…

 

アメリカの映画の賞をかなり獲得していて、私の信頼する映画評論をしているブロガーさんも星10満点中10でしたw普段はけっこう厳しめで5以上はなかなか付けない方だったので、これは絶対観なければと改めて思ったのです!

 

主人公が歌うボブ・ディランの曲が染みます。愛しさとせつなさとここ…いや心に染み込んできて、涙が止まらなくなるのです(´Д` )実話を元にしているというのも心痛む所ですが、それ以上に愛情が溢れ出ているのを感じました。社会派な重たい映画かと思って構えてましたが、ボブ・ディランの歌で重たすぎずすんなり入り込めました。唄うアラン・カミングが凄くチャーミングで、今までの妖しいイメージが一掃され、やっぱりすごい役者さんやなぁと惚れ惚れ( ̄▽ ̄)ダウン症の男の子も自然で、一つ一つの動きに心打たれます。

これはBlu-rayも是非買いたい!旦那にも観せたい!